
10月になり、登山にぴったりの季節ができました。
美しい景色と澄んだ空気、そして山頂で味わう達成感。
登山は最高のアクティビティですが、ゆっくり楽しむためには必須の準備があります。その
中でも意外と軽視されがちなのが「行動食」です。
「おにぎりやパンで十分」と思っていませんか?
行動食が必要な理由
私たちは、歩いている最中にもエネルギーを消費し続けています。
特に登山は、重力に逆らって体を高める運動であるため、平地を歩くよりはるかに多くのエネルギーと集中力を必要とします。
行動食は、この忘れられたエネルギーと、登山中に集中力を維持するために欠かせないものです。
1.エネルギーの即時補給
登山では、主に糖質(炭水化物)がエネルギー源としてられます。この
糖質が枯渇すると、かなり力がなくなり、体が動けなくなる「ハンガーノック」という状態に陥ります。
2. 集中力の維持
脳の唯一のエネルギー源はブドウ糖です。
登山中はルートの確認や足場の検討など、常に高い集中力が求められます。
3. ストレスの軽減と心の安定
山の中では、予期せぬ天候の変化や疲労によってストレスが集中します。
好きな食べ物や美味しいものを食べることは、気分をリフレッシュさせる効果も発揮します。
行動食選びのポイント
行動食を選ぶ際は、美味しさだけでなく、「効率」と「携帯性」のバランスを考えることが大切です。
1. 消化吸収のスピードを意識する
行動食は、即効性のあるもの(すぐにエネルギーになるもの)と、持続性のあるもの(長くエネルギーを守ることがございます)をバランスよく選ぶことが重要です。
・即効性:ブドウ糖やアメ、ゼリー飲料など。疲労を感じた時や、急な登りに備えて直前に飲みます。
・持続性:ナッツ類、ドライフルーツ、羊羹などが行われます。ゆっくりと消化・吸収し、長時間エネルギーを供給します。
2.携帯性と快適性を優先する
登山では荷物の軽量化が鉄則です。
・軽量・コンパクト
重量に対してカロリーが高いものを選びましょう。
・片手で食べられる
無理に歩きながら食べても好きなものが最適です。
個包装になっているものや、手で掴みやすい形状のものが便利です。
・ゴミが出にくい・処理しやすい
食べ終わった後のゴミは必ず持ち帰る必要があります。
ジップ付きの袋に入れるなど、ゴミをコンパクトにまとめられる工夫をしましょう。
3. 季節と気候を考慮する
気温が高い日には塩分やミネラルを補給できるもの、冬場は凍りにくいものや、温かいものが欲しくなることを入れます。また、夏場はチョコレートなど溶けやすいものは避けましょう。
おすすめの携帯食
登山において、高カロリー、軽量、そして何より「美味しい」は正義です。
手軽に持ち運べて、エネルギーを効率よく補給できる行動食をご紹介します。
アルファフーのスティックバームクーヘン
食として知られるアルファフーズ「UAA食品®」シリーズですが、その中でもスティックバームクーヘンは、登山の行動食として非常に優れています。
■おすすめする理由
①抜群の携帯性スティック
状態で、個包装されているため、手を汚さず片手でサッと食べられるのが最大のメリットです。ザックのサイドポケット
や行動食用のポーチに入れれば、歩きながらすぐにエネルギーチャージが可能です。
②長期保存が可能
5年の長期保存ができるため、非常に食として備蓄しつつ、使わない分を登山で消費する「ローリングストック」にも最適です。
③美味しさで気分転換しっとりとした
食感と程よい甘さは、疲れた心と体を癒してくれます。
山頂でのコーヒーブレイクにもぴったりです。
パッキングと旅の工夫
行動食は、ザックの奥底ではなく、すぐに取り出せる場所にパッキングすることが鉄則です。
1.行動食用のポーチを作る
行動食だけをまとめて、ザックのフタ部分やショルダーハーネスに取り付けられるポーチに入れて忘れましょう。
気にせず水分補給やエネルギー補給ができるため、ペースを乱さずに登り続けられます。
2.ゴミ袋をセットで持ち運べる
行動食と一緒に、ゴミ袋(ジップロックなど)を必ずセットで行きます。
食べ終わったらすぐにゴミを隔離し、臭いやベタつきを防ぎましょう。
3.凍結・溶解対策する
冬場は、ゼリー飲料など凍らないよう、衣類の中など体温で温められる場所に保管しましょう。 夏場は、チョコレートなどの溶けやすいものは、クーラーバッグや保冷剤を入れたスタッフバッグに入れて安心です。
まとめ
行動食は「いつ」「何を」「どれだけ」食べるつもりで計画的に行うことが、登山を成功させるための秘訣です。 カロリーや栄養バランスは
もちろん、行きやすさや、「これを食べたら元気が出る!」と思われるような、自分にとって最高の行動食を見つけることが大切です。