冬の災害は、ただでさえ厳しい避難生活に「寒さ」と「感染症」という大きなリスクを加えます。
特に停電による暖房停止は、命の危険がある低体温症に直結します。
防災対策は特別なものではありません。来る2025年の冬に向けて、家庭で備えるべき具体的な対策をご紹介します。
命を守るための「暖」と「食」の準備を、今すぐ始めましょう。
冬の命綱!電気・ガスに頼らない「寒さ対策」の徹底

冬の防災対策で最も重要なのは、低体温症を防ぐことです。
停電や断水が起こると、現代の生活は一瞬にして機能しなくなります。
電気やガスに頼らず、家族の体温を維持するための対策を多層的に講じましょう。
まず、熱源の確保です。
暖房器具は、カセットボンベ式ストーブや、石油ストーブなど、電気やガスに依存しないものを準備し、それぞれの燃料も多めに備蓄しておきましょう。
次に、熱を逃がさない工夫です。窓には厚手のカーテンや断熱シートを貼り、部屋の熱を外に逃がさないようにします。そして、防寒具の備蓄を強化してください。
衣類は、断熱性の高いダウンジャケット、保温性のある肌着、そして靴下、手袋、帽子などを多めに備蓄し、重ね着で対応できるようにします。毛布よりも保温性が高い冬用の寝袋や、体から出る熱を反射するアルミブランケットは、必ず防災リュックに入れておきましょう。
【寒さ対策チェックリスト】
1. 非電気式熱源カセットボンベ式ストーブや石油ストーブを準備した。
2.燃料の備蓄カセットボンベや灯油を多めにストックしている。
3. 防寒着ダウン、厚手の靴下、手袋、帽子をすぐに取り出せる場所に置いている。
4. 寝具毛布よりも保温性の高い冬用の寝袋を備えている。
5. 保温シートアルミブランケット(非常用シート)を家族の人数分用意した。
6. 窓の断熱窓に断熱シートや厚手のカーテンを貼っている。
【食】の備えで体温と心の安定を維持する
冬の災害時、温かい食事(または温めなくても美味しい食事)を摂れるかどうかは、命と心の安定に直結します。体温を上げるエネルギー源となる食事の備蓄を最優先で行いましょう。
備蓄量の目安とローリングストック
飲料水は一人あたり1日3リットルが目安です。
食料は、最低3日分、できれば1週間分を備蓄してください。この備蓄を無駄にしないために、ローリングストック法を活用しましょう。普段食べる缶詰やレトルト食品を多めに買い置きし、賞味期限が近いものから消費する仕組みです。
アルファフーズの非常食が冬の備えに最適!
アルファフーズのUAA食品®は、冬の防災対策に最適な特性を持っています。
まず、温めなくてもそのまま美味しく食べられる点です。ライフラインが停止し、カセットコンロも使えない状況でも、すぐにエネルギーを補給できます。
また、和食などの惣菜は、偏りがちな災害時の栄養バランスをサポートします。
これらの製品は5年以上の長期保存が可能なので、ローリングストックにも最適です。

見落としがちな「衛生・感染症対策」の強化
冬の避難所生活や断水は、衛生環境の悪化を招き、感染症リスクを高めます。
簡易トイレと凝固剤は、断水時の不衛生を防ぐために、家族の人数に合わせて十分な数を確保しましょう。また、インフルエンザやノロウイルス対策として、通常時よりも多めにマスクやアルコール消毒液を備蓄します。
入浴ができない際の体拭き用に、ウェットティッシュやドライシャンプーを用意しておくと、衛生環境の維持に役立ちます。
【衛生用品チェックリスト】
1.簡易トイレ家族の人数に合わせて十分な凝固剤と簡易トイレを確保した。
2.マスク・消毒液通常時よりも多めに、医療用マスクやアルコール消毒液を備蓄した。
3.衛生用品ウェットティッシュ、ドライシャンプー、体拭きシートを用意した。
4.常備薬家族の常備薬を予備も含めて非常持ち出し袋に入れた。
まとめ:防災対策の最後のピースは「美味しい安心感」
2025年の冬を安全に乗り切るためには、「寒さ」「停電」「感染症」という3つのリスクに対して複合的に備えることが大切です。
今日ご紹介した対策を基に、電気やガスに頼らない暖房器具や衛生用品の備蓄と同時に、「食」の備えも始めてみましょう。